最近、ビジネスシーンにおいて「データによる意思決定」や「広告効果の検証」などデータ分析の重要性が語られていますが、どれも「分かったような、分からないような」なんかスッキリしない説明が多いような気がします。
このコラム目的は、データ分析者がどのような思いを持って業務をしているのかを伝えることで、データ分析でモヤモヤしている人達の気持ちを少しでもスッキリしてもらう事です。
私はいつもこのような流れで業務をしています。
このプロセスにおいて分析とは「データ」から「情報」を引き出すためにこの2つの間を「行ったり来たり」することです。分析ツールにデータを入れれば、アッという間に情報(答え)が出てきます。とても簡単です。
しかし、重要なのは「現象」を「数値」にすることや「情報(答え)」を「行動」に移すことであり、これは機械(分析ツール)ではできません。この重要なプロセスの重要性を指摘している人は少なく、モヤモヤする原因はここにあるのです。
最近、広告効果を測るツールのテレビCMが流れ、独自の広告効果検証システムをアピールしています。しかし、ツールはデータから情報を引き出すものです。つまり、分析パートをツールが代行することは出来ても、分析前後のパートは、人間が自身の経験で考えなければならないのです。
次回以降は、そんな大事ではあるがスポットが当たっていない領域についてお話しできればと思います。
ブンセキ的思考で行こう Vol.2 はこちらから
●著者プロフィール
太古益樹(タイコ マスキ)
IMCプランニング局データストラテジスト
大阪府立大学経済学研究科修了修士(経営学)
2015年にデータ分析チーム立上げに参加。
テレビ視聴・オンライン行動ログデータや購買
データ等から広告効果の検証に従事。
ADEXでは、IMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)領域において、さまざまな独自のソリューションをご用意しています。クライアント様の“もやもや”を解消し、ストラテジックプランニングの最適解をご提供しています。
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