マーケティングの本質　「心理」に関する「真理」

11月16日に書籍『マーケティングの本質--「心理」に関する「真理」』を出版いたしました。

テクノロジーの進歩により、メディア環境や人々のライフスタイルは大きく変化し、新たなマーケティングツールも登場するなど、マーケティングを取り巻く環境は刻々と移り変わっておりますが、受け手である“人”はそれほど変化していません。

人間の行動すべてが、意識的・論理的なわけではありません。無意識・直観的なも多々あります。ついつい目が離せなくなる、なぜか強い印象に残る、思わず行動してしまう。そんな人間心理についての発見が、世界の心理学者から発表されています。

そこで、 ADEX 日本経済広告社では人間の普遍的な心や脳のはたらきに改めて着目し、そこから得られる知見をマーケティングに活かす方法を研究する「ADEX SYNRI ラボ（アデックス・シンリ・ラボ）」を2015年に立ち上げました。本書では、その研究・実践の成果を、 ADEXが手がけた10の広告事例とともに紹介しています。

本書では広告宣伝を軸に議論を進めていますが、ここで紹介している知見は、広告宣伝のみに限らず、商品開発や組織マネジメント、人材育成、営業、接客など幅広い分野での活用可能性を秘めています。マーケティング担当者や経営者、商品企画、デザイナーなど幅広い方にお読みいただければ幸いです。

本書掲載のSYNRIを活用した広告事例

●「選択的注意」事例／世田谷自然食品

●「スノッブ効果」「ヴェブレン効果」「バンドワゴン効果」事例

　　／ジョンソンヴィル・ジャパン

●「目標勾配効果」事例／日本ピザハット

●「マズローの欲求段階説」事例／日本経済新聞社

●「認知的不協和音」事例／新進

●「ツァイガルニク効果」事例／サイボウズ

●「代表性バイアス」「フォン・レストルフ効果」事例／UHA味覚糖

●「フレーミング効果」事例／ブックオフコーポレーション

●「バーミナル効果」事例／パナソニック

●「シャルパンティエ効果」事例／サイボウズ