ADEX(株)日本経済広告社は、弊社クライアントである(株)ワールドパーティー 様の男性用日傘ブランド「Wpc. IZA」のプロモーションの一環として「#男の日傘クールビズ 」を企画、実施しました。
男性の日傘利用にはまだ偏見が残る中、訴求点を日傘の涼しさに絞り、広告を展開。ターゲットは男性ビジネスパーソン。その狙いは、日傘のイメージを「美意識の高い人のためのもの」から「夏を快適に過ごすための道具」に変えていくこと。企画とコピーを担当したプランナーの向井 俊介がその戦略とアイデアを語りました。
男の日傘に革命を。Wpc. IZAが切り開く新たな選択肢
「暑さ対策としての日傘を、男性にも知ってほしかったんです。」(プランナー 向井 俊介)
プロモーションの目的はWpc. IZAの日傘を通じて、男性の日傘使用を一般的な選択肢として認識させること。特にビジネスパーソンに向けて、日傘が男性にとっても有用であることが伝わるために話題を喚起し、認識を変えて利用を促進するために3つの施策を展開しました。
「日傘予報」でワイドショーにも露出
最初に打ち出したのはWEBコンテンツ「日傘予報」。このコンテンツはウェザーマップとタイアップし、日傘が必要となる確率を発信するというものです。これは日傘が必要になるタイミングを意識させることを目的とした施策で、週に一度のペースでウェブ上に投稿され、ブランドの認知度を高めるための一環として実施。結果としてワイドショーにも取り上げられました。
X公式アカウントのフォロワー数を4倍に
さらにブランドを拡散させるために、抽選で商品が当たる「日傘くじキャンペーン」をX上で実施。結果として11日間という限られた期間にも関わらず、11万人以上の方に応募いただき、Wpc. IZAのXアカウントのフォロワー数は4倍に増加しました。「日傘予報と合わせて5月のクールビズ開始時期から7月のピークにかけて、日傘のニーズが高まるタイミングを狙った施策が効果を発揮しました。」と向井は説明します。
丸の内線で勝負!男の日傘Wpc. IZA電車広告のインパクト
さらにXだけではリーチしない層に対してOOH(Out of Home media)施策を実施。都内の駅を対象に男性利用者数と、利用者全体に占める男性の割合を算出し、男性ビジネスパーソン利用率が高い駅をつなぐ丸ノ内線が見てもらえる可能性が高いと判断。男性ビジネスパーソンをターゲットとした広告を展開しました。
向井は「6月にWpc.銀座店がオープンしたタイミングでもあり、丸の内線には銀座駅が含まれるという点も選定理由の一つです。」と述べ、男性ビジネスパーソンに向けた効果的なアプローチを試みました。
限られた編成での広告展開でしたが、ターゲット層からのアテンションを高めるためにクリエーティブ表現も工夫。『「記録的な暑さ」でも、ふだんどおりの出社。』や『オフィスカジュアルで半ズボンは、カジュアルすぎますか?』など、男性ビジネスパーソンに向けたメッセージと、プレゼン風に機能を紹介するユニークな内容になっています。
「どうすればIZAを使いたくなってもらえるか考えたとき、頭に思い浮かんだのは、プレゼンです。日傘がほしくなるメッセージと、使ってみたくなる機能を並べて、1人1人にエレベーターピッチを仕掛けるような広告をつくりました。言うなればトレインピッチですね。」
視覚的に訴求力のあるクリエーティブを使用することで、通勤中のビジネスパーソンに対して、Wpc. IZAの日傘の有用性を効果的に伝えることに成功しました。
男性の日傘の未来を描く!Wpc. IZAブランドの次なるステップ
プロモーション全体を振り返ると、Wpc. IZAの日傘を通じて、男性の日傘使用を一般化するという目標に向けて一定の成果を上げることができました。向井は、「どうやっても売れることは分かっていたので、あとは世の中でどう存在感を高めるかを考えていました。多岐に渡るプロモーションを展開し、男性が日傘を当たり前に使う空気感をつくることがKPI。そういう意味で売上やフォロワー数増加につながったというのは良かった」と話します。
「チームとして一緒にやれることは何でもやるのがADEX。引き続きクライアントのパートナーとして、男性用日傘市場をブランドがリードしていけるようなプロモーションを仕掛けていきたいと思います。ちなみにブランドスタートが2021年4月なので、自分の入社年度と同じなんですよね。同期として一緒に大きくなれたらいいですよね笑」
《プロジェクト・スタッフ》
クリエーティブディレクター 雪本 翔平
プランナー/コピーライター 向井 俊介
PRプランナー 村瀬 悠己 / 奥山 ありさ
メディアプランナー 鬼頭 大河
アカウントエグゼクティブ 高橋 咲莉
ADEX 株式会社日本経済広告社
CPD局 プランナー
向井 俊介
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